釣り竿の先って折れやすいですよね?
竿先は魚のシビアなアタリを感じるため柔軟さが必要ですから、そこへ大きな強度を持たせるのは難しいんだと思います。
なかなか気を付けて取り扱ってはいるのですが、ふとしたときに過大な応力がかかってしまい、ついには折れてしまうことはあります。
はい。やってしまいました(汗)
折れた場所は竿先、一番トップガイドから20mm程度の場所です。
専門店へ修理に出すという正しい道はありますが、今回は自分で直してしまいます。
結論からお伝えしますと“簡単”です。
準備するもの
- ライター
- ペンチ
- カッター
- 瞬間接着剤(液状)
- PEライン10cm(補強用なので強い糸なら何でも可)
折れた先からガイド金具を回収
ガイドにはまだロッドが付いてますので、ライターで炙って溶かします。
ロッド自体はグラスファイバーで、これをガイドの筒に差し込んで樹脂で固めて固定してあります。
なので、ライターなどで炙りながら掻き出してあげればガイド金具だけ回収することができます。
熱しすぎると、ガイドのリングに影響がでそうなので熱しすぎないように気を付けます。
回収できました!筒の中にロッドが残ってないか確認しましょう!
あと、焼け焦げが気になる方は研磨シートなどで磨くといいと思います。
ロッド先を整える
先端から2番目のガイドの先にロッドが残ってますのでここへ、先ほど回収した先端ガイドを取り付けます。
折れたあとのササクレと、径がまだ太いのでカッターで削ります。
削りだすと、ファイバーの繊維がどんどん広がろうとするので、いったん接着剤を塗布(繊維に浸透)して硬貨させます。
接着剤が乗りすぎると、削るのが面倒なので、つまようじ等でならします。
再度、ロッド先端を尖らせるようにカッターで削ります。
接着剤で硬化させたので削りやすいです。
削り終えました。
先端へいくに従って細く、ガイド筒にピッタリハマるサイズ感にしましょう。
ガイドの筒へロッドを差し込み固定
接着剤を塗布してから、ガイドの筒へロッド先を差し込みます。
奥までしっかり差し込みました。
表面からも接着剤を塗布します。
ロッドのガイドの接続部の補強
次に接続部の補強をします。
表面に接着剤を塗布してから、PEラインなどの強い糸を巻き付けます。
テンションをかけながら、隙間のないようにしっかり巻きつけましょう。
(ガイドからロッドにそって接触面が多くなるような構造なので巻き糸する価値あり)
ロッドとガイド金具が接触しているところを全て巻きつけたら、接着剤を塗布します。
(糸に浸透させるように)
硬貨したのを確認したら、余りの糸を切断します。
修理完了
これで修理完了です。
巻き糸接着剤の効果もあり、強度的には申し分ないのではないかと思ってます。
第1ガイドと第2ガイドの距離が近くなりましたので、厳密には竿先のラインの出は悪くなったのかもしれませんが、自前修理とすると充分ではないでしょうか。
修理した今回のロッド仕様
ダイワ シーパワー73 30S-210です。
アジ・サバから大型青物まで!幅広いラインナップで様々な釣りに使える万能7:3調子船竿の定番!
入門者からベテラン釣り師までご満足頂けるハイパフォーマンスロッドです。(引用元:ダイワHP)
価格:14,850円 (2021/5/9 15:48時点) |
さいごに
今回のロッドと同等の仕様であれば、同じように修理することができますが、自己責任の範囲で対応ください。
ひとふり数万円もするようなロッドでしたら、専門店へ修理に出すことをオススメします!
あなたにとって少しでもお役に立てたなら幸いです。
当サイトは、釣り好きなひと、それを観るひと、釣りってそんなに?なひと、みんながうまく混ざって、みんなにトクがありますよう願って運営しています。